打者(バッター)
ヨハン・ミエセス
JOHAN MIESES
55
入団 | 2023年(27歳) |
退団 | 2024年(29歳) |
1995年7月13日生まれ。 現在の年齢は29歳。 フルネームはヨハン・ミエセス。
メジャー出場経験はないがマイナーで通算140本塁打の長距離砲。2021年東京五輪ではドミニカ代表として出場、銅メダル獲得に貢献した。コミュ力が高い。年棒は7000万円。阪神の歴代外国人で唯一といっていい、成績以外で注目を集める新しいタイプの助っ人。
185cm120kgのむっちむちグラマラスボディにドレッドヘアー、その愛嬌あるキャラクターが人気となり、監督、選手、ファンから「ミエちゃん」の愛称で親しまれる。2023シーズン終了後、母国でダイエットしスリムになっているという噂が流れるも、キャンプインでは相変わらずのピッチピチのユニフォーム姿で登場。キャンプ地での10メートルの移動もミニ自転車で移動しており痩せる気はないようだ。
「ベンチで座っているだけで笑ってしまう」
「走っているだけで面白い」
と何をしてもコミカルに見えてしまうためマスコット的な選手に思われるが、時々だが打つ。守備は運動してないお父さんレベルの動き。
活躍時のパフォーマンスは「ギャルピース」。2023年の登場曲は「可愛くてごめん feat.ちゅーたん」、2024年は「365日の紙飛行機」。
1年目は目立った成績を残せなかったが将来性を期待して残留。シーズン終了後、岡田監督は「本当の野球したことないやろ。大化けする可能性はあるよ」とコメントした。
2年目シーズンは故障のため二軍スタート。初スタメンは6月の交流戦から。当然、DHでの起用と思われたが、岡田監督は何を思ったかレフトで起用。案の定、昨年よりボリュームを増した体型ではまともに守れるはずもなく、正面の打球を後逸し三塁打に。その運動経験のないお父さんのような動きは「ミエちゃんミエちゃん」とこれまでノー天気に応援してきた阪神ファンの目を覚まさせた。
その後も結果は出せず、6月中旬に二軍降格。10月中旬、CS前に戦力外通告され帰国。
最近のJ.ミエセス
10/24(木)自由契約
.208| 5本| 16打点
■はキャリアハイ
年(齢) | 試 | 打 | 安 | 率 | 本 | 点 | OPS | 長 | 出 |
2023(27) | 60 | 126 | 28 | .222 | 5 | 16 | .666 | .365 | .301 |
2024(28) | 14 | 18 | 2 | .111 | 0 | 0 | .269 | .111 | .158 |
通算 | 74 | 144 | 30 | .208 | 5 | 16 | .617 | .333 | .284 |
阪神通算打率
.208■はキャリアハイ
阪神通算本塁打
5本(28.8打数で1本ホームラン)
■はキャリアハイ
阪神通算打点
16打点(9打数で1打点)
■はキャリアハイ
阪神通算OPS
.617■はキャリアハイ
阪神通算長打率
.333■はキャリアハイ
阪神通算出塁率
.284■はキャリアハイ
有藤通世「ミエセス太り過ぎじゃないの。体が回らないんじゃないの」
他にチーズ牛丼、カレー、ハッピーターンも好き。
2023年シーズンは阪神タイガースが18年ぶりのリーグ制覇を達成。ミエセスはシーズンを通してほとんど活躍はしなかったが、祝勝会場では他の選手を押しのけて大はしゃぎ。これに対して岡田監督がビールかけ前の挨拶で、
「ミエちゃん主役ちゃうよ」
「ミエちゃん、成績にちなんだ暴れ方をしてください」
とけん制、会場が大きく盛り上がった。
この年、阪神はリーグ制覇に続き、38年ぶりに日本シリーズを制覇。ミエセスは1試合に出場し2三振とまたも全く活躍はしなかったが、ビールかけには
本日「も」主役
と手書きのタスキをかけ参加した。
なお、2年目の契約が決定した際には「来年こそはチームの主役になる」とコメントを発表した。
2023年シーズンに阪神選手がよく口にした「バモス」はドミニカ出身(スペイン語圏)のミエセスが流行らせたもの。
*バモス(Vamos):スペイン語で「さぁ行こう!」の意味。
ミエセスの体重120kgは2023年シーズンで12球団最重量だった。ちなみにあまり身長が変わらない佐藤輝明の体重は93kg。
2021年から2025年の間に阪神タイガースに入団した外国人打者、外国人投手。